治療の流れ『身体を読む』

《長野式診断法》

(挿絵はセミナー時の写真を使用しています)


①問診

患者さんの訴えを聞きます。
主な病気や症状だけではなく、過去の病気、検査の異常、身体の禁忌、日頃の身体の不調、そして食事、排便、睡眠、他に嗜好、仕事、趣味、服薬、生理、出産などをお聞きし、今の症状の背景に何があるか、病の傾向を探ります。


②脉(みゃく)を診る(脉診)

脉が強ければ身体の状態も強い、
弱ければ身体が弱っている、
早ければ現在症状が進行中(急性)、
遅ければ冬眠中(慢性化)、
細い脉は冷えがある、太い脉は熱がある、
浮いていれば病は表に、沈んでいれば病は深い、
脉の位置で十二の臓器の経絡の異常も出てる。
脉は常にいろんな信号を出しています。
今現在の身体の状態を現します。
治療前、治療中、治療後に確認することで、
患者さんの状態が見えてきます。
身体の状態を把握し、治療プランをたてます。


③お腹を診る(腹診)

冷えていると消化力が弱っている、
硬いと凝り固まって循環が悪い、
柔らかすぎはお腹に力がない。
そして心臓の反応、胃の反応、
脾臓の反応、肺の反応、肝臓の反応など、
いろいろ身体の状態を教えてくれます。




④手足のツボを診る(火穴診)


手足の各経絡の反応点を調べることで、
どの経絡に異常があるかが分かる。
肺・心包(循環)・心・肝・腎・脾、
胃・胆嚢・膀胱・大腸・小腸・三焦(燃焼)も診ます。
痛いか、硬いか、気持ちいいか、
指で今の身体の状態を把握。



⑤局所の反応を診る(局所診)

手足や肩、頸、頭に出ている反応を診る。
免疫力の低下、粘膜の状態、胃の消化力、
ストレス度合、冷えやほてりで血流、
うっ血、身体の緊張など、
指先で解ります。
細かい反応も見逃しません。




総合的に身体を読む

① 問診、②脉診、③腹診、④火穴診、
⑤局所診を丁寧に診て、
今日、今現在の身体の情報を集め、
身体は何を訴えているのか、
何を整えてほしいのか、
身体の声をしっかり聞いて、
身体に沿った、無理のない、
最良の治療法を毎回組み立てます。


《長野式治療法》

『鍼治療』

身体の状態を確認しながら、
浅い刺鍼(2~3㎜程度)で、
弱くて痛みの少ない刺鍼を
心がけています。
使う鍼の太さは
0.16ミリのディスポ鍼(使い捨て)、
髪の毛位の細い鍼です。
鍼に電気を流したり、
器械を使った治療は一切やりません、
刺鍼技術で、身体を整えます。
鍼が苦手な方や妊婦さん、
お子さんには刺さない治療で整えます。


『お灸』

身体の体質改善には必須


米粒の半分くらいの艾(もぐさ)に
火をつけます。
ほんの1~2秒じかっと熱い!
お灸は多少ヤケドをしますが、
そのやけどの傷が身体を変えてくれます。
やけどの痕も、
しばらくやらないと消えてしまいます。
お灸はいやだと言われる方には無理強いせず、
台座付間接灸を使うちょっと弱めの灸もあります。
とにかくお灸は効きます。



『反応の確認』

治療後、症状の確認の前に、
身体の反応の消失を確認。
これで身体はだんだん変わってくる事が判る。
この所見反応の消失が大事なんです。
症状にばかり目がいってしまうと、
身体の異常が分かりません。
身体の声を聞いて、
身体の問題を一つずつ取り除いていく。
身体が整えば身体は声を出す必要がない。
つまり症状が無くなってくる。
これが本当に治っていくということにつながってくるわけです。


『症状の確認と最後の調節』

反応確認後、起き上がってもらい症状の確認。
そして最後に残った症状があれば、
座って取っていきます。
ここまでやって、
身体が整えられてきたといえるわけです。
患者さん自身が、
今までの生き方で
長年身体を壊してきたわけですから、
一度で完治というわけにはいかない場合もあります。その為にも、生活上の注意点や、
自宅でのお灸の指導をいたします。
長年悪くしてきた身体、少しずつ整えましょう。
『そういえば最近身体の調子がいいなぁー。』
そういう声をたくさん聞かせていただいております。


『鍼治療で使う「鍼」について』

ファロス社「SARASAメディカルニードル」使用(鍼先が丸く刺鍼痛が少ない)

当院では全て使い捨ての「ディスポ鍼」を使用→使用後は(溶鉱炉焼却処理)
鍼を乗せるお皿も「ディスポシャーレ」を使用→使用後は(医療廃棄物処理)
廃鍼は「産廃業者メスキュード」に処理依頼(溶鉱炉焼却)